ポルシェを買うときに考えるべき「最新事情」について書いてみたい。ポルシェといえば911。911と言えばポルシェ。その事情も最近は少しちがってきているように思える。
最新の718に観る。ポルシェの戦略つか・・
▲ポルシェ718ボクスター・・かっこよくねw
ポルシェ718の諸元を観てみると。
1250kg
300馬力
これ観て、ピンと来た人はポルシェ好き。
930ターボ
1350kg
300馬力(本国)
カレラ2 RS
1250kg
265馬力
ボルシェ911GT3 RS(997現行)
1420kg
500馬力
930ターボを一時期所有していた自分の実感として、
まず「軽い」ということ。「軽くて適度に小さい」
当時の930の唯一の欠点は、ミッションのギア比がワイドだったことぐらいで、適度に小さく、しかも軽い。シェル感が半端無く。「弾丸の中に乗ってる感」というか・・。
まさに「スポーツカー」という感じだった。
カレラ2RSにも乗ったが、
とにかく「軽さ」そして強靭なボディ剛性感と、
「宇宙一」と言われたブレーキシステム。
軽く吹けあげるエンジン。
「これ以上はない」と思えるレベルの「まさにレースカー」
NSXにタイプRがあり。ハコスカにGT-Rがあり。
ポルシェには「RS」があった。
そもそも、ノーマルの911も昔は軽かった。
車において、軽いということはすさまじいアドバンテージで、
車重が軽いということは、
運動性、ブレーキ性能などすべてにおいて影響を及ぼす。
スポーツカー好きにしてみれば、
どんなにハイパワーかを観るより何より。
まず、「車重」に目がいってしまうはずだ。
間違いなく、ポルシェは重量が次第に重くなってきていることについて、長らくポルシェを愛してきたユーザーの「ある種の不満」を感じ取っているはずだ。
同時に、ポルシェのエンジニア自身も不満をもっていたはずだ。
ライバルとのハイパワー競争、ハイテク競争・・
ニュル何秒の競い合い。
しかし、多くの車を愛する人々から次第に乖離してしまう。
ポルシェユーザーにしても同様の感があった。
その不満とは「重量」そして、価格である。
ポルシェ718の。この価格を観た時、正直驚いた。
ボクスターの中古車の別名をご存知か?
「最強の大人のおもちゃ」と現行モデルでも言われている。
しかし、ちょい乗りでも。昔からポルシェを所有してきた人間としては、ボクスターを買おう、ケイマンを買おうという気になりにくいのも事実だった。
「ポルシェと言えば911」その感覚も事実だ。
私は、ボクスターも2000年のはじめ頃に所有していたが、その時は、
「確かにポルシェだけど・・911の廉価版」という感じは否めなかった。911とは勿論違う。
運動性などは確かにポルシェのそれだが、スポーツカーかといわれると「うーーん・・」と思っていた。「やっぱ 993がいいな・・」そう思ったのだ。
ところが、今回の718はどうだろう?
「うへぇ・・こりゃ買いだw」
「早く乗ってみてぇ・・・・」
いや・・マジでそうおもった。
718は売れる。
ケイマンのGT4に乗った。
まぁ、速いのなんのね。
楽しいし。
だけど・・それですら1340kgあるんだよ。
楽しいんだけど、そうじゃないんだよなぁ。
GT”x”と名がついて、あのサイズなのに1340kg・・
価格も1500万以上する。なら、911GT3買うな。
でもGT3は玩具にしては高すぎるだろw
ところが、718は650万 (2Lベースグレード )
650万なら・・
「あれやって・・これやって・・」
色々面白そうじゃん?そう思わないか?
パッケージとして、現在の6気筒水冷は大きく重すぎるはずだ。
それに高価でもある。
ポルシェの意図は「軽さ」と「価格」
そして「スポーツカーとしての原点回帰」だ。
718ボクスターは現代の「スピードスター」以上だと読んだ。
ポルシェからの素晴らしいプレゼントになることを期待したい。